紫陽花が咲き始めた頃。丁度お昼時。店の入り口のベルが鳴った。
「いらっ、しゃいませ。二名様ですか」
経験の長さからチーフとしてフロアもキッチンもこなす、一見有能そうな茶髪のウエイターは、見知った姿を見て少し声を詰まらせてしまった。
1.私 ― ある地龍達の一時 ―
「やあやあ元気かね? 独り身ポコス君。ラブラブカップル二名様ですよっ」
「た、太陽、あまり、その……らぶらぶとか……恥ずかしいから……」
「HAHAHA、んもう可愛いですねー咲良さん」
「はいはい二名様ですね。二名様ご案内ー」
いつもよりもテンション二割増の太陽と、いつもよりも顔の赤さ二割増の咲良。ポコスにとっては何だかんだで付き合いの長いコンビ(最近恋仲に発展した)である。
「スルーですかっ、ヒドイですね独り身ポコス君!」
「流したくなるくらい見てる方が恥ずかしいんだよ、お前らは。あと、独り身連呼するな」
「事実を言っただけじゃないですかー」
「そうだな。気にしてるなら早く御主人様と仲良くなれば良いじゃないか」
「ほっとけ……不仲じゃないし」
軽口を言い合いながら三人は店の奥へ入っていく。今日は割と人が多く、二人用の席が空いていなかったので、ポコスは二人を四人がけの席に案内した。一度メニューとお冷を取りにカウンターに戻って、二人の席に戻る。
「お冷をお持ちしました。メニューをどうぞ。ご注文が決まり次第お申し付け下さい。どうぞごゆっくり」
少し早口にそう言って、礼をして踵を返そうとしたポコスだが、一、二歩歩きかけたところで動けなくなった。
振り向くと、くいくいとエプロンの裾を引っ張る太陽と目が合った。離してくれそうもないと悟ったポコスは、肩を落として呟いた。
「太陽。ここは、そういう趣旨の店じゃないんだが……? っていうか、お邪魔虫だろう」
「ポコス君、上司の話を聞くのも仕事だとは思わないかね?」
よくよく見なくても、太陽の顔からは顔から聞いて聞いてオーラがだだ漏れしていた。ポコスは諦めて太陽の横に座った。太陽はアルバイト先の上司であるから、あまり強く出れないところがあった。それでなくとも、彼に逆らうと後々面倒そうな気がするので(実際に面倒な事になるかはわからない。逆らった事がないから)、逆らってやろうという気がしないのもあった。
満足そうな太陽の顔を横目に見ながら、ポコスは溜息を吐いた。
「……何か、前もこんな事があったような……」
「そうだったか? まあ、別にどうでもいいんじゃないか?」
「そうですよ、HAHAHA、細かい事を気にしていては器の小さい男のままですよ?」
「はいはい……で、今日は何だ、デートか?」
「ん、ま、まあな……」
「この後映画を見に行くのですよ。これがまた凄いんですよ。最初は一館だけ上映していたのですが、口コミで評判が伝わり、そろそろ全国で上映されるんじゃないかという、お涙頂戴しすぎちゃってどうしよう溺れちゃうな話題作でして!」
「ほーそれは面白そうだなー」
頬杖を付いて明らかに乗り気ではないポコスの両肩を太陽はがっしり掴んだ。隣にいる人物(龍だが)に両肩をいきなり掴まれた所為でポコスの腰辺りで嫌な音がしたが、太陽の耳には聞こえていなかった。
「貴方も絶対観なさい、某意中の彼女を誘ったりして。なんと言っても見所は――」
「太陽!? ネタバレは禁止だって言ったはずだ!」
「ああすみません、ポコス君がなかなかやる気を見せないから、興味を沸き立たせようと思いまして」
「こっちに責任転嫁するんじゃない。つーか離せ。無駄に近い」
「そう言う貴方は何をしてるんですか?」
その声と同時にポコスの頭にステンレスのお盆が降ってきた。パカン、というどことなく間抜けな音と同時にポコスの即頭部と肩がテーブルに勢いよくぶつかった。
「っだあああっ! ってえぇ……」
「おおう、これは何とも素晴らしい一撃必殺、名付けてウエイトレスなめんじゃないわよ涙が出ちゃうだって女の子だもん☆トレイスマッシュ! ですかね」
「無意味に長すぎて意味不明だしかも何かショボい。こんにちはーエゲリア。元気みたいだな」
「こんにちは、咲良殿に太陽殿。いつも通りそこそこ元気です。地……ポコス殿。いくらチーフだからといって堂々とサボりますか」
左肩を押えて悶絶していたポコスは、ギギギッと機械的に体を起こし、首を回して、小柄な風龍の同僚の碧眼を見据えて告げた。
「接客中、だ」
「ここはそういう店員を捕まえてお酌させたりゲームしたり雑談したりするような店ではありませんよ」
「こっちもそう言ったけどな、そこまで細かくはないが……悪い。埋め合わせはするから」
「当然です。新書二冊」
「うっ……わ、わかりました」
ポコスの約1500Gの出費が確定した。
エゲリアはにっこり笑顔に切り替わって、接客モードに入った。
「失礼しました。お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」
「えっと……デザートにカステラ。トッピングはメイプルシロップで……えっと、豚のぴり辛炒め」
「ぴり辛一つ、デザートにカステラメイプル一つ入ります。デザートはメインと一緒か、食後の、どちらになさいますか?」
「んー、じゃあ一緒で」
「畏まりました」
ささっとメモ帳に記入しながら、エゲリアは太陽の方を見る。太陽はにっこり笑って言った。
「やはり私は、いつものを」
「おい……」
お前そんなに特定のメニュー頼まないだろう、とポコスは呟き、エゲリアは少し困ったように笑顔を曇らせた。
「申し訳ございませんが、当店には『いつもの』というメニューはございません」
「いや、別に謝る事ではないと思うんだけど……?」
「AHAHA、ほんのジョークですよ〜……えっと、お水を」
「お冷あるだろうが。何かは頼めよ」
呆れたようなポコスの呟きを無視して、エゲリアは営業スマイルに戻って提案した。
「デザートセットにしますと、プラス120Gでソフトドリンクが付けられますよ」
「ではコーラで」
「はい、デザートセット、コーラで。注文は以上でよろしいでしょうか? それでは失礼します」
すっと去っていくエゲリアを見送って、咲良はポコスに訊ねた。
「……お前は何も食べないのか?」
「いや、私はこれでも仕事中だからな?」
「あ、そうか……って、あれ?」
何かに違和感を感じた咲良は、小首を傾げた。
「どうしました、咲良さん?」
「い、いや、その……ポコス。お前今、なんて言った?」
「え? えーっと、“いや、私はこれでも――」
「お前、いつ一人称変えたんだ!? お前一人称“俺”だっただろう!?」
「大きな声出すなよ。いつって……仕事中はこれが普通だけど?」
「え。そうなのか?」
「特に気を付けるようになったのは最近だけどな……教育上良くないってすごーく言われたから」
口にすると同時にポコスの脳内で黒髪の炎龍のお説教が再生されかけたが、即座に停止ボタンが押された。
咲良は少しつまらなそうに頬を膨らませた。
「別に私や太陽の前なら良いじゃないか、今更だし」
「まあそうだろうけど。一応、制服着ている時は変えるように意識しているから……まあ、けじめだ、けじめ」
「むう……そういうものか」
太陽はちっちっち、と時計回りに指を振った。光の加減で皹の入った眼鏡が怪しく煌めく。
「口調はそのままなのに一人称だけ変えても何も変わらないですよポコス君、まだまだですねえ」
「……まだまだで悪うございましたな」
「と言うか、思ったんだが、それじゃあ私と口調が被るじゃないか」
「それもそうだけどな……でも、普段接客中の時は必要以上の事は喋らないし、喋っても普通は敬語だから問題ないと思うぞ。大体、声を聞けば判るだろう。私とお前の声は大分違うし」
「それもそうか」
「でもポコス君? 敬語になったら、今度は私とキャラ被るとは思いませんか?」
「「口調は被ってもキャラだけは絶対に被らないと思うから安心しろ」」
声を合わせるなんて、仲が良いですねーと太陽が少し口を窄めて呟いていると、エゲリアが料理の載った皿三枚とグラス一本を載せたお盆を持って来た。
「お待たせしました、豚のぴり辛炒めとデザートのカステラ、メイプルシロップ添えです」
「ありがとう」
咲良の前に、肉野菜炒めの盛られた皿と、メイプルシロップがかけられた四切れのカステラが置かれ、
「こちらセットのコーラです」
「助かりました」
太陽の前に、コーラの入ったグラスが一本とストローが置かれ、
「こちら賄いです」
ポコスの前に、チャーハンの盛られた皿が置かれた。
「……ふぇっ?」
「間抜けな声出さないで下さい、みっともない。それで、ええと……
ああ、それじゃ仕方がないですねー。じゃあ、先にお昼を済ませちゃって下さい、接客はちゃんとするように。って伝えて下さいー。
……そう仰ってましたよ」
無表情のままテンション高めな見事な声真似を披露したエゲリアに、誰が言ったの、なんて質問は誰もしなかった。ポコスは少しだけ笑みを零した。
「……了解、ありがとう。って伝えておいてくれるか?」
「文庫一冊」
「……わかりました」
ポコスの約500Gの出費以下略。エゲリアは珍しく楽しそうに笑みを浮かべている。
「……お前、本当、本好きだよな……」
「ええ。これでサボった貴方から三冊、用事を頼んだマスター殿から一冊、合計四冊も頂けるのですから……!」
「え。ちょっ、お前、しゅ、いや店長にまでたかったのか!?」
「いいえ、正当報酬です。それでは、どうぞごゆっくり」
「おい、エゲリア!?」
さっさと去っていくエゲリアの耳に、ポコスの抗議は全く届かなかった。ポコスは少し浮かせていた腰を落ち着けて、そしてようやく咲良と太陽が何か言いたげな顔で自分を見ている事に気が付いた。
「……何だ?」
「いや……何でもない。お前相変わらず弱すぎだなんて思ってない」
「全力でほっといてくれ」
「それにしても美味しそうですねー。ちょっと分けて下さいよっ」
「ええー……」
予めテーブルの上に用意してある、何種類か食器の入っている籠からスプーンを取り出して迫る太陽から、ポコスは皿ごと少し離れたが、太陽はすぐに距離を詰めてしまった。
「ちょっと、ちょっとで良いですからっ」
「……わかったよ、少しだけだぞ?」
「あっ、太陽ずるい、私も食べたい!」
「ふふ、勿論良いですよね? ポコス君」
「……良いよ、お前ら二人で食べてろよ……仕事に戻りたい……」
咲良と太陽の方に皿を差し出して、テーブルに突っ伏してしまったポコスに、咲良が怪訝そうな視線を送る。
「お前、朱音さんの料理食べたくないのか?」
「食べたいに決まってるだろう。食べたいけど、いちゃつかれている脇で食べたくない……」
「なっ、べっ、別に、いちゃついてなんかっ」
「ツンデレめ。だからな、お前らは見ている方が恥ずかしいんだっての……」
むぅ、と頬を膨らませた咲良は反撃するかのように呟いた。
「お前は見てる方がもどかしいぞ。ヘタレめ」
「うっ……わ、私には私のペースっていうものがあるんだよ、私はこれで良いんだよ」
「あのさ、それにしたってお前は押しが弱すぎるぞ。それじゃあいつまでもこのままだぞ、それでも良いのか?」
テーブルの上に両手をつけて体を乗り出し、ポコスに詰め寄る咲良。ポコスは少しだけ顔を引きつらせた。
「何だ、いきなり……」
「いきなりじゃない。前から言ってきた事だ。いつか誰かに盗られるぞ、それでも良いのかお前は」
「……とりあえず、座れ。目立つから」
「……ん、そうだな」
咲良が腰を落ち着けるのとほぼ同時に、今度はにやにや笑っている太陽がポコスの肩に手をかけた。
「ポコス君はヘタレですよねー本当に」
「お前な……いや、実際この前もなー……いや、止めとこう。何でもない」
「そんな切り方すると、逆に気になるじゃないか……」
「言いよどみ方もまだまだですねポコス君。ユー、言っチャイナYO!」
咲良と太陽の期待の視線が痛いのか、ポコスは気まずそうに視線を逸らしてから、小さく呟いた。
「……キスしようと思ったら、思っただけで、全力で逃げられた……」
周りのテーブルの雑談がやたら耳につく。そんな静けさが三人の周りに漂っていた。
咲良がいつもより蒼褪めた顔で、口元を覆って目線を泳がせている太陽のもう片方の手を握り締めた。
「……た、太陽、どうしよう何か大変なことを聞いてしまった気がする」
「ふ、ふははははっ! これも……こっ、これも成長です、喜んであげましょう。ぐすんぐすん」
「泣き真似は鬱陶しいから止めてくれ……。……あのさ……お前達、私に一体どうなって欲しいんだ……?」
「いや、まあそこそこ幸せになって欲しいけど、そのままのお前でいて欲しいと思うんだ」
「ヘタレで不憫で弱気なポコス君のままで」
「太陽お前の台詞は余計だ。ああもう、言わなきゃ良かった……!」
両手に顔を埋めるポコスを横目に、太陽は目薬をハンカチで拭いてから、ふふんと笑ってスプーンを軽く振るった。
「んふふふ、まだまだ青いですね〜……ん。流石、ポコス君のご主人の料理は美味しいです」
「って、さりげなく賄い食べてるんじゃない、私にも食べさせろ!」
「って、何口食べる気だ!? 少しって言っただろう! 私の昼食だぞそれ!」
「……お前さ、その態度、って言うか独占欲を料理の作り主の時にも発動させてみせたらどうなんだ……?」
「え? 俺の朱音に手を出すな、とか? ……私が店長の従者じゃなきゃ言えるけどな、多分……」
「お前結構そこにこだわるよなー。もったいないと思うんだけど」
「……んー本当美味しいですね。全部食べちゃいたいです」
「うわ止めろ太陽お前はもうこれ食うな! 食うなら金払え!」
既に三分の一ほど食べられてしまったチャーハンをポコスは全力で死守したのだった。
食事の後、食器を下げてからレジに向かったポコスは、カウンターの前に立っていたヒトを見て、少しだけ意外そうな顔をした。
「あれ……会計、お前なのか?」
「ええ、ジェントルマンですから」
「てっきりお前金持ってなさそうだから咲良かなーとか思ったんだが」
「ええ、カッコ悪いですから。現金持ってますから。ご希望の咲良さんじゃなくて残念でしたね?」
「別に残念とか思わないが。水を頼んだりヒトの料理を強請ったりする時点で、格好良くは無いと思うんだが……」
「がたんごとーん、聞こえませーん」
両手で耳を塞いでいる太陽を、ポコスは溜息一つで流して、レジ打ちを始めた。相手にされなかったので太陽はカウンターに肘を突いてそれを眺める。じっと自分を見ている太陽を一瞥してから、ポコスは呟いた。
「お前さ……気持ちは解るけど、太腿つねるのは止めろよ、地味に痛いから」
「……んっふっふ、くっふっふ、咲良さんの胸元を見てしまった罪は一億と二千万トンなのですよ」
「別に見てないんだが……仮に見たとしても何とも思わないから安心しろよ」
太陽はムスッと唇を尖らせた。一瞬だが確かにポコスは身を乗り出した咲良の胸元に目をやったように太陽には見えたのだった。もっとも、ポコスから言わせて貰えば、いきなり目線にそれが現れただけ、なのだが。
「何を仰る兎さん並に寂しがり屋なポコス君。咲良さんは魅力的な女性ですよ、見る目無いですね」
「誰が寂しがり屋だ。咲良は好きだよ、地龍同士の仲間的な意味で。お前を敵に回すのだけは絶対に嫌なだけで」
「……くっ、ポコス君のくせに! 私にどうしろと言うんですか、咲良さんを変な目で見るなと言うべきか、ポコス君の臆病さん本当は私の事大好きなくせにとでも言うべきか。くっ、究極の選択!」
「彼女の事を思えば究極でも何でもないよな。とりあえず金払え、合計470Gです」
レジを打ち終えたポコスは、ポーズを決めた太陽に静かに言った。太陽は金額を耳にして一瞬肩を震わせたが、ポーズはそのままで答えた。
「けちんぼですね」
「適正価格だと思うんだが……ツケは無いからな」
「ふっ、仕方がない。えーっと……あ。500G硬貨発・見!」
「解った、お釣り出すから硬貨渡せ。一体何に硬貨を振りかざしているんだ」
「きゃー持ってけ泥棒ー」
「彼女を連れて食い逃げ犯になりたいのかよお前。あと、人聞き悪い事を言うな」
太陽から500G硬貨を受け取ってレジに入れてお釣りを出すポコス。その間に太陽は口を開く。
「んふ。これから手を繋いで、勿論恋人繋ぎで、隣町まで行ってラブなストーリーの感動映画を観るんです! ふふん、羨ましいでしょう?」
「30Gのお釣りです……そうか。だがこんな長話をしていたら、映画に遅れるんじゃないか?」
「え? OH!!? いい急がなくてはっ、それでは失礼しますよポコス君っ、とおっ!」
「またのご利用お待ちしております。頑張れ、太陽」
ポコスがそう言う頃には、既に太陽は店の外に居た咲良の隣にいた。それを見ながらポコスは頬杖を付いて、溜息を一つ零した。
「……羨ましいわけではないけど、な……」
そう苦笑を漏らして、ポコスは少し俯いた。
「……地龍殿、黄昏ていないでさっさと仕事に戻ってみては?」
「何でカウンターの下で本読んでんだお前!?」
俯いた先に本を持ってこちらを見上げていたエゲリアとうっかり目が合ってしまったポコスの驚きは半端ではなかった。そんな彼の背中に朱色の髪の少女が、とぉーという声を上げながら飛びついた。
「あっはっはー。ポコスー? 咲良さんと太陽君がラブラブで寂しいなら、ちゃんとそう言わないと駄目ですよー?」
「っ!? んなっ、しゅ、ちょっ、何言って……!?」
「んっふっふ。二人が仲良しで自分だけ仲間外れな気がして寂しく思ってるなんて、付き合いの長い私やエゲリアにはバレバレなんですよっ! ね、エゲリア?」
「そうですね……少し鬱陶しいです」
「な、誰が! 全然寂しくなんかないし。見てて少し恥ずかしいなこいつらって思うだけだし」
怒りの所為か、照れの所為か、顔を赤くしてそういうポコスを、エゲリアと朱音はじーっと見つめて呟いた。
「「意地っ張り」」
「っ!?」
「全く。本当に寂しいんですね、地龍殿」
「違う!!」
「ポコス は ツンデレ を おぼえた! ですかね。あ、ヤンデレは憶えないで下さいね?」
「全力でほっといてくれ、誰が憶えるかっ!!」
今日も111番地のツッコミは全力活動中であった。
― END ―